2020年 新年あいさつ
連合大阪 会長 田中宏和
新年、明けましておめでとうございます。連合大阪に集う40万人の組合員とご家族の皆様には、お健やかに新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年12月16日、連合大阪は、結成30周年を迎えました。労働戦線の統一に向けて、多くの困難を克服し、結成に努力された先輩の方々、そして、これまで懸命に支えていただいた全ての皆様に感謝と敬意を表します。
結成30年を迎えた今後の労働運動の強化にあたっては、先輩方が拓き、歩んでこられた道を振り返り、そのうえで、次の時代に向けて挑戦することが重要です。結成時の合言葉「顔合わせ、心合わせ、そして力合わせ」を改めて心に刻み、一丸となって未来に向けた運動に、ともに挑戦していきましょう。
昨年4月には、働き方改革関連法が施行されましたが、働き方改革を社会の隅々に浸透させていくためにも、2020年の取り組みが極めて重要になります。連合では、2020春季生活闘争に向けて、『私たちが未来を変える!すべての労働者の「底上げ」「底支え」「格差是正」と働き方の見直しで!』をスローガンに闘争方針を確認しました。連合大阪も、この方針をもとに積極的な取り組みを進めていきます。
大阪の政治をめぐっては、大阪府知事・大阪市長ダブル選挙などを経て、一度否決された大阪都構想が再び持ち上がっています。今年の秋にも住民投票が実施される見通しであり、まさに大阪の行く末を決する重大な年となります。2025年の大阪万博開催、カジノを含む統合型リゾート誘致など、大阪の未来に影響を及ぼす動きも強まっており、これまで以上に幅広い民意の糾合が求められています。また、解散総選挙が実施される可能性もあり、私たちと志を同じくする政治勢力の結集と拡大に力を尽くさねばなりません。
すべての働く仲間・生活者の先頭に立って力強く運動を展開し、課題を一つひとつ克服するため、2020年も皆さんとともに全力で労働運動を進めていくことをお誓いします。
ともに頑張りましょう!