2019年 新年あいさつ
日本労働組合総連合会大阪府連合会
会長 山﨑 弦一
新年、明けましておめでとうございます。連合大阪に集う40万組合員とご家族の皆様には、お健やかに新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
さて、昨年は、労働基準法が約70年ぶりに大きく改正され、 罰則付きで残業時間の上限を設けることや、正社員と非正規社員の格差を是正する「同一労働同一賃金」を適用して規制を強めることとなりました。これらは長年の労働組合の運動が実を結んだものですが、法改正が2019年4月から施行されることを機に、いま連合は、時間外労働に関する労使協定、「36(サブロク)協定」の重要性を広く社会に訴えるため、全国で「Action!36」運動を精力的に展開しています。
しかし、こうした時間外労働の削減も含め、「働き方改革」は与えられるものではありません。現場労使の主体的な取り組みが必要不可欠なのです
2019年春闘の取り組みともあわせて、そうした機運の醸成や、好事例の共有などに、連合大阪は今年も積極的に取り組んでまいります。
さらに、今年は、統一地方自治体選挙と参議院議員選挙が施行される年です。また大阪では、すでに否決された大阪市を廃止、解体するための「大阪都構想」の住民投票が再び強行されようとしており、年末には大阪府知事、大阪市長を選ぶダブル選挙も予定されています。
2019年は、日本、そして大阪において「働くことを軸とする安心社会」を実現していくための、極めて重要な政治決戦の年であり、私たちは、これらの闘いに勝利するための運動を強化していかなければなりません。加えて、政策・制度要求や女性参画推進運動の強化に力点をおくとともに、昨年の大きな自然災害を教訓に、防災・減災対策につても議論を深めていきたいと考えています。
2019年には連合大阪結成30年の節目を迎えることから、運動のさらなる飛躍をめざした記念行事の検討もスタートします。連合大阪に集う多くの仲間とそのご家族の将来にわたる幸せのために、皆さんとともに、これまで以上に力強く運動を進めていくことをお誓いします。ともに頑張りましょう。