2014年1月16日更新
11月22日(土)〜24日(月・祝)、「東北の子ども応援わんぱくプロジェクト」を開催した。 今回は、大阪の子ども18人(一人欠席)が宮城県石巻市、女川町を訪れ、交流を深めた。
初日は、津波で被害にあった女川病院や石巻市内を視察し、震災当時の様子などについて説明を受けた。女川病院では、津波の高さが20mになり、多くの人が犠牲となり、石碑建てられている。石碑のメッセージには「千年後の命を守るために〜ここは津波が到達した地点です。もし大きな地震が起きたら、この石碑より上へ逃げてください。逃げない人がいても、ここまで無理矢理にでも連れ出してください。家に戻ろうとする人がいれば、絶対に引き止めてください〜女川中学校卒業生」と刻まれていた。
2日目は、石巻市の子どもたち27 人と一緒にかまぼこ作りや七夕作りを行い、仙台の 文化に触れるとともに、石巻市の子どもたちと友情を深めた。その後、石巻市の子どもたちと別れ、防災教育の一環として、石巻市の震災直後の様子をDVDで鑑賞し、防災クイズなども行った。防災かるたでは、「“ い”急いで遠くへ高台へ 津波は すごい 速さだぞ!」など、地震の時にどのような行動が必要かなど、日頃の防災に対する関心を深めることが重要であることを学んだ。
“震災を風化させない”この取り組みが、子どもたちが大人になって働き出した時に、その仕事は人のために役立っていて、それは決して一人ではできなくて、みんながどこかでつながっているから大きな力になっている。時には、困った時にはお互いさまだと言って助け合い、励ましあう社会に生きているってことが幸せな社会になることにつながればと思う。そんな社会を作ったのが、労働組合の力であると感じてもらえるために、今はこの子どもたちの笑顔のために頑張らなくてはならない。