2014年8月6日更新

最低賃金の大幅な引き上げ求め
８．２ 最低賃金引き上げアピール

　連合大阪は、大阪地方最低賃金審議会のヤマ場を迎えた8月2日、最低賃金委員会を中心に構成組織から50人を超える役員、委員が結集し、「8.2最低賃金引き上げアピール」街宣行動を天神橋筋商店街で行った。

　当日は、雨天にもかかわらず賑わう商店街を行き交う人々に、低すぎる最低賃金の実態を訴え、大幅引き上げの必要性について理解を求めた。また、模倣1円玉シールに最賃引き上げに向けたメッセージを記入し、「1,000円横断幕」へ貼付してもらうことやタックシールによる「誰もが生活できる最低賃金水準」のアンケート調査も実施した。

　模倣1円玉シールには、228人（円）が引き上げに賛同し、アンケート調査では384人中、285人（74％）が1,000円以上を求め、厳しい生活実態がうかがえた。連合大阪は、地域で消費を刺激するためにも、大幅な最低賃金の引き上げによる賃金の底上げ・格差是正で、暮らしの底上げを図っていくことを訴えた。

　審議会メンバーは、生計費、労働者の賃金、企業の支払い能力など、さまざまなデータに基づく交渉に加え、世論からの力強い後押しをもらった。