連合大阪 事務局長談話
2014年3月10日
連合大阪
事務局長 多賀雅彦
橋下市長の辞表提出および自動失職に伴い、3月9日に告示された大阪市長選挙には、4人が立候補し、同月23日投票日に向けた選挙戦が昨日スタートした。
連合大阪は2月5日、橋下市長(当時)辞任表明に対して「勝手に争点を決め、解決は市長選挙しかないと決めつけ、独善的に進めようとするやり方は、多様な意見を聞きつつ丁寧な議論を積み上げて合意を得るという民主主義の根本と矛盾するもので、極めて遺憾であり容認できない。連合大阪は民主党大阪府連と連携しつつ、今後の動向を見極めながら必要な対応を行っていく」ことを旨とする事務局長談話を組織内外に発表した。
また、維新を除く各主要政党は概ね、「今回の選挙は、市長の責任を放棄し大阪市政をもてあそぶもので大義はない。勝手に作られた出直し選挙の土俵に乗ることは大義なきこの選挙の正当化を目論む橋下市長の願望に応えるもの」として、候補者擁立を見送ることとを決定した。
連合大阪も、この出直し選挙は、市政や市民生活に無用の混乱を招くものと認識しており、各政党の候補者不擁立を了とした上で、「大義のない選挙であり、特段の組織統制は行わない」ことを、第4回執行委員会(2月21日)で確認してきた。
さらに各種報道調査を見ると、この出直し選挙を「評価しない」の声が「評価する」の声を大きく上回っており、世論の理解を得ていないことは明白となっている。
今後連合大阪は、本選挙戦の動向を見極めつつ、都構想対策連絡協議会(連合大阪、民主党大阪府連、部落解放同盟大阪府連などで構成)と連携し、必要な対応を行っていくとともに、健全な大阪市政の運営を引き続き求めていくこととする。
以 上