2014年1月1日更新
連合大阪 会長 山﨑 弦一
新年、明けましておめでとうございます。連合大阪に集う40万組合員とご家族の皆様には、お健やかに新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は、7月の参議院選挙において、組合員の皆さんの絶大なるご支援にもかかわらず、私たちが支援する民主党は大惨敗を喫し、巨大与党が政権を握ることになりました。その結果、昨年末には、多くの国民が不安を抱いている「特定秘密保護法案」が強行採決されるに至りました。また、新自由主義的な考え方が再び台頭し、労働者保護ルールの改悪が検討されるなど、アベノミクスによって、社会を覆う期待や気分はなんとなく右肩上がりとなっているようにも見えますが、私たち働く者にとって看過できない動きが胎動しはじめた年でした。
年が明け、今年は甲午(きのえ うま)年です。ものの本によると、「甲」は「草木の芽が殻を破って頭を出した象形文字」であり、「旧体制が破れて革新が始まる」という意味だそうです。また、相場の世界では、「辰巳天井、午尻下がり」ということわざがあります。「辰」と「巳」は時刻では午前7時から11時の4時間をさすことから、日の出から太陽がぐんぐん昇っていく勢いがありますが、その後の「午」は正午を打ったあとで、次は下がるしかないということで、「反対勢力の高まりを示す」とも言われています。
2014年は正に私たちの反転攻勢の時なのです。私たち自身が社会の様々な不条理に反対の声をあげ行動を積み重ねることによって、必ずや時代の流れを変えていけるものと確信しております。
「働くことを軸とする安心社会」の実現のために、そして連合大阪に集う多くの仲間とそのご家族の幸せを確保するために、皆さんとともに全力で労働運動を進めてまいりますことをお誓いし、新年のあいさつといたします。共に頑張りましょう!