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2013年10月28日更新

女性が活躍できる環境づくりを
関経連との大阪労使会議ひらく

 連合大阪は10月23日、関西経済連合会との大阪労使会議を開いた。

 川口連合大阪会長は、政府の成長戦略の柱である労働特区について、これまでの構造改革で格差社会を生み出したその危険性を指摘し、さらに、経済規模、教育機関の充実、文化施設の提供といった大阪の「都市格」が低下していることに警鐘をならした。また、「若者が低収入で家庭を持つにくい問題や労働力の確保など、社会全体としてのあらゆる分配のあり方を見直し、持続可能な社会への政策転換が重要だ」と訴えた。

 牧野関西経済連合会副会長からは、「女性が働きやすい社会は男性にとっても働きやすい社会である。今後、連合大阪の皆様とも力を合わせて、より多くの女性が活躍できる社会、女性のみならず男性もまた働きやすい社会の実現に向けて取り組みを進めていきたい」と応えた。

 意見交換では、高年齢者の雇用確保措置や処遇、男女の役割分担の固定観念、マタニティハラスメントの問題等を提起し、今後も労使で解決にむけて取り組むことを確認した。

大阪労使会議であいさつする川口会長

大阪労使会議であいさつする川口会長