2012年3月6日更新
連合大阪は3月2日、2012春季生活闘争の街頭総行動と総決起集会・デモ行進を行った。
18:00からスタートした街頭総行動では、連合大阪の構成組織の組合役員・組合員が大阪府内15ヵ所の駅頭やターミナルにわかれ、「賃金・労働条件の改善」や、「働き方のルールの確立」など、2012春季生活闘争の課題をアピールした。
扇町公園で行った総決起集会には8000人が参加。連合大阪の川口会長は、「今、春闘は、企業業績の赤字決算、欧州の金融危機や円高、そして震災の影響を受けて、容易ならざる環境での闘いとなる。デフレから脱却を図るためには、配分の是正や賃上げで内需の拡大を図り、また、人への適正な投資によって、成長を図る必要があるということを強く経営側に求めていかねばならない。そして、非正規労働者などが増加している現実を直視し、雇用の質の改善にもつなげていかねばならない」と今春闘の課題を訴えるとともに、政策・制度実現の取り組みにも言及した。
さらに「労働組合に対して、不当労働行為がこの大阪で行われている。こうした行為は、断じて許すわけにはいかない。働く者の意志を高め、市民生活の向上や、良質な公共サービスの提供につなげていくための健全な労使関係の構築を強く求める」と大阪市での問題についても力強くアピールをした。
続いて来賓の参議院議員・梅村さとし民主党大阪府連幹事長代理より連帯のあいさつを受けた後、職場・地域からの1分間スピーチで5人の働く仲間から今春闘に向けての決意が述べられた(写真参照)。
今集会では、現在行われている大阪市による不当な労働組合攻撃の停止を求める特別決議(別紙参照)を採択するとともに、「働くことを軸とする安心社会」の実現に向け、最後まで闘うことを宣言する「2012連合大阪春季生活闘争総決起集会宣言」を採択し、集会参加者全員での団結ガンバローで集会を締めくくった。
集会後は、参加者が中崎コース、天満橋コースの二手に分かれ、元気にデモ行進を行った。