2011年3月15日更新
連合大阪は3月4日、2011春季生活闘争の総決起集会と大阪府内15ヵ所での街頭総行動を行った。
総決起集会では、川口連合大阪会長が「2011春闘は『全ての働く者の処遇改善』を求めるとともに、日本の経済社会を健全な状態に回復させていく重要な闘い。経営側は、経済の発展は人の幸福のためにあるという『高い志』を今こそ示すべき。成長した成果を多くの人々に還元、波及させていくということによって、経営側の社会的責任を果たすべき」と強く訴えた。
さらに、「一部の犠牲の上に社会が発展したとしても、それは健全な社会とは言えない。日本の安心、安定のためにミクロの議論に埋没せず、最後まで闘い抜こう」とし、さらに来る統一地方選挙に向けて「権限の集中と異論の排除を意図するような大阪都構想を断じて許してはならない。組織の総力を結集して戦おう」と力強くあいさつをした。
衆議院議員の樽床民主党大阪府連代表からは「労使が一体となってともに果実を分かち合う精神がなければ成熟社会の経済を活性化することはできない。皆様方のご努力に敬意を表しながら、一人の国民として心から感謝申し上げたい。4月の統一地方選挙では、連合大阪が推薦するすべての候補者の当選をめざし、私どもも候補者と一丸となってともに戦っていきたい」と連帯のあいさつがあった。
次に、中小労組や医療・介護の現場から、そして非正規労働者、女性、青年、高齢者のそれぞれの立場からアピールが行われ、今春闘に向けての決意が述べられた。
最後に「働くことを軸とする安心社会」実現のために最後まで闘うことを確認し、集会宣言を採択した。