2009年10月26日更新
連合大阪は10月23日、「すべての働く者の連帯で希望と安心の社会を築こう」のスローガンを掲げ、結成20周年を記念する第14回定期大会と記念式典・レセプションを大阪市内のホテルで開いた。
川口連合大阪会長は、「政権を担いうる新しい政治勢力の結集をめざして20年、この記念すべき時期に悲願であった政権交代が達成できたことを皆さんとともに喜びたい。また、“労働を中心とした福祉型社会”の実現をめざした連合運動の推進にあたっては、格差是正・均等待遇を図っていく第一歩として、組織化の強化を図りたい。さらに、分配構造の問題については、これまでの制度設計から質的転換を図り、持続可能な社会の再生産につながる労働環境・セーフティネットの整備に全力を傾注したい」とあいさつした。
本大会には、連合の古賀新会長をはじめ、民主党大阪府連、大阪労働局、大阪府、大阪市、関西生産性本部、労働事業団体の代表が来賓として臨席した。また、大会前日に開いたアジアローカルセンター会議(上海・釜山・台北・ホーチミンの労働団体と連合大阪で構成)の訪日団も定期大会に来賓として出席し、記念すべき20周年の大会に花が添えられた。
審議事項では第21・22年度の運動方針案について、代議員から生涯組合員構想や仲間づくりの組織拡大の具体的な取り組みについて質問があり、また、非正規労働者の処遇改善や女性に関する差別問題について建設的な意見要望が出されたが、その他の議案も含めてすべて可決・承認された。
新役員の選出では、再任の川口会長(電力総連)、多賀新事務局長(事務局)体制が満場一致で承認された。最後に、「国民生活が第一」の政治と政権の安定に向けて、来年7月に予定される参議院議員選挙の必勝を盛り込んだ大会宣言を採択し、出席者全員による団結がんばろうで定期大会を成功裡に終えた。
大会終了後には、結成20周年の記念式典・レセプションが開かれ、連合大阪推薦の国会議員をはじめ、大阪府域の首長ならびに各級議員、関係団体の代表を招待し、大会関係者と合わせて約700人が出席した。レセプションでは、青年委員会・女性委員会からの「未来へのメッセージ」や守口市青少年吹奏楽団による生演奏の演出で式典を盛り上げた。
第21・22年度の運動の力点