2009年9月4日更新
8月5日、連合大阪結成20周年記念事業として、5つの地域協議会が主催する地域イベント「学校では行かない修学旅行」がスタートした。
第1回目は北河内地域協議会の企画である「京阪電車車輌工場体験ツアー」(寝屋川市)で、連合大阪組合員の家族など105人が参加した。
車輌工場では、車輪加工やクレーンによる車体吊り上げなどを見学した。また、展示体験コーナーでは、昭和40年代の旧型車輌の乗車体験、車輌内から見た洗車や運転台での操作など、普段体験できない工程で、子どもだけでなく、保護者のみなさんも童心に返り楽しんだ。
見学・体験後には参加した子どもたちから「電車はどれくらいで廃車になるのですか」「洗車にはどれくらいの水が使われるの」などの質問もあり、夏休みに新しい発見の一日となった。(井尻雅之)
8月29日(土)には、大阪市地域協議会が企画する「『天下の台所・大阪の食』と『四天王寺1400年の歴史〜金剛組・匠の技〜』」が開催された。参加者は76人。
大阪市中央卸売市場本場では果物のせりを見学した。山積みされた商品の中を行き交う人と運搬車の中で、独特の大きな声での掛けあいと身振り手振りで次々と競り落としていく「せり」はまさに活気と熱気そのものであった。この後、甲子園球場4個分の面積になる市場内にある中卸業者さんのお店を約2時間かけて巡った。
午後には、1400年の歴史を持つ四天王寺へ行き、「金堂」「五重塔」から「本坊庭園」を巡った。途中、山岡住職より四天王寺が建立された当時の出来事をわかりやすくお話された。また、大工の神様をお祭りする「番匠堂」を見学し、当時の独特の建築方法やデザインについて語られ、その技術を受け継ぐ会社が日本最古の会社「金剛組」であり、現在も寺社建築や文化財建造物の復元等で事業を行っている。このツアーの最後に堺市美原にある「金剛組」の作業場を訪れた。ここでは、だんじり祭りで使われる山車の制作や住吉大社の屋根の修理等が行われている最中であった。釘を使わないで木を組み合わせていく技術に、大人も子どもも興味津々であった。
「普段見ることのない市場が見られてよかった」「四天王寺の歴史が知れてよかった」「市場で試食したスイカがおいしかった」また「来年以降も続けてほしい」等多くの感想や意見が寄せられました。(久保真光)
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