2009年5月12日更新
好天に恵まれた5月1日、第80回大阪地方メーデーが大阪城公園で開かれ、5万人の組合員と家族が労働者の祭典に集った。4月23日から5月1日までの間には、大阪府内11ヵ所で地域・地区メーデーも開かれており、約5万人が結集、大阪府域では計約10万人がメーデーに参加した。
第80回を祝う今年の大阪地方メーデーは同時に、連合大阪結成20周年を祝う1年のスタート(〜2010年5月1日まで)とも位置づけられている。
式典の前段には、連合大阪組合員20人の演奏により「幸福さがし」「晴れた5月」「連合歌」などが演奏された。式典は脇本ちよみ事務局長の開会宣言で幕を開け、渡壁長則(自動車総連)、松田義行(JR連合)の両副実行委員長が議長団として式典の全体進行を行った。
主催者を代表したあいさつで、川口清一実行委員長は「私たちを取り巻く環境は、極めて厳しいものになっている。雇用調整の波は正社員にも押し寄せ、雇用環境は一段と悪化している。大阪が元気になる、新たな雇用を創出するため、府市連携のもと、官民一体となった取り組みの強化が望まれている」とし、さらに「社会全体のダイナミズムや持続可能な社会、働く者が尊重される社会のため、安定した雇用システムや社会保障、内需主導の経済システムへの政策転換が重要であると同時に、政治の転換もまた重要。来る衆議院選挙では推薦候補者全員の勝利をめざし、全力で立ち向かっていこう」と力強く訴えた。
続いて、来賓として木村愼作大阪府副知事、平松邦夫大阪市長より激励のあいさつを受けた後、今年はNGO・NPOとの連携をめざすことを目的に、関西NGO協議会より榛木恵子(ハリキ ケイコ)事務局長も参加、「地域での新しい社会運動を共に作っていこう」とあいさつを受けた。
次に、民主党大阪府連の平野博文代表からのあいさつを受けるとともに、第45回衆議院選挙推薦予定候補者19人が紹介され、メーデー参加者全員で勝利を期してエールを送った。
最後に、メーデースローガン、メーデー宣言をそれぞれ参加者全員で採択した後、川口実行委員長のガンバロー三唱で、式典を終了した。