2008年7月3日更新
男女雇用平等月間の6月24日、連合大阪は120人の参加者を集め「2008 連合大阪 男女共生集会」を開いた。
開会あいさつでは、山田健一副会長(男女平等推進委員長)が「性別に関わらず、個人が個性と能力をフルに発揮でき、そして多様な選択を可能にする社会の実現が求められている。一人ひとりが男女平等参画へのミッションを作り上げてほしい」と提起した。
続いて行われた本年度の男女雇用平等月間「標語」募集の表彰式では、応募総数659作品から選ばれた最優秀賞を始めとする入賞8作品が発表され、脇本事務局長より表彰状と副賞がそれぞれ授与された。
続いて、今年の集会の講師として招聘した奥山和弘さん(静岡県立掛川西高等学校教頭)から「『男だてら』に『女泣き』—もっと豊かに生きられる—」と題する講演が行われた。
「男女共同参画社会」とはどういう社会なのか?を、「男女共同参画」に対する3つの誤解を例にあげながら、「男女共同参画社会」とは決して強制されるものではなく「希望」であり、多様な生き方が「選択」でき、男女双方の人権が尊重される社会であることを解説した。さらに、自身が考える「ジェンダー(社会的・文化的につくられた性差)」という言葉の解釈や、文学作品の中のジェンダーの表現などを指摘しながら、私たちがめざすべき社会の在り方について講演を行った。
最後には参加者全体での集会アピールの採択の後、株本佳子副会長(男女平等推進副委員長)から「枠にとらわれず、多様な働き方を自分たちが選択していくことが大事。今日の集会で学んだことを、各職場で話し合いながら広めていってほしい」と集会を締めくくった。