2008年5月1日更新
STOP! THE 格差社会
好天の5月1日、大阪城公園で第79回大阪地方メーデーが開かれ、約8万人の組合員と家族が労働者の祭典に集った。また4月23日から5月1日までの間に大阪府内12ヵ所で地域・地区メーデーが開かれ、約7万人が結集、大阪府域では計約15万人がメーデーに参加した。
式典は、連合大阪組合員10人による「晴れた五月」「しあわせさがし」「連合歌」の演奏がオープニングを飾り、脇本事務局長による開会宣言でスタートした。議長団には、浅野慶樹(フード連合)、中村義男(都市交)の両副実行委員長が選出され、式典の全体進行を行った。
主催者代表のあいさつの冒頭では、川口清一実行委員長が「まずは怒りの声をあげなければならない。昨日、政府与党の数の暴挙によって暫定税率が復活した。民意を無視した暴挙は許されない。解散総選挙によって国民の真意を問うべき」と訴えた。さらに、「非正規労働者が1700万人を超え、二極化がさらに進む中、原油・原材料の高騰や生活必需品の価格引上げが私たちの生活環境を厳しくしている。年金記録問題や後期高齢者医療問題なども不信と不安を拡大している。このような状況を打開するため、まず春季生活闘争で成果を挙げること、さらに組織拡大や地域活性化につながる政策制度実現の運動を強化していくことが必要である。そして来るべき衆議院選挙での政権交代をめざし、政治活動の強化をしなければならない。『労働者の使い捨ては許さない』という強い決意のもと、一丸となって闘おう」と力強く締めくくった。
次に来賓として、大阪府より三輪和夫大阪府副知事、大阪市より平松邦夫大阪市長からそれぞれ激励のあいさつを受けた。続く民主党の各級議員の紹介の後、民主党大阪府連の平野博文代表よりあいさつがあり、「衆議院山口2区での補欠選挙で示された民意を無視した福田政権に対し、断じて怒りを示さなければならない。この大阪から政権交代を成し遂げるためにも来る衆議院選挙での大きなご支援を」と訴えた。続いて第45回衆議院選挙推薦予定候補者が紹介され、全体で勝利に向けてのエールを送った。
次いで、メーデー特別決議、メーデースローガン、メーデー宣言をそれぞれ参加者全員で採択した後、川口実行委員長のガンバロー三唱とともに会場全体でジェット風船を勢いよく放ち、式典を終了した。