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2007年5月28日更新

連合大阪労働安全衛生センター研修会を開催

 連合大阪労働安全衛生センターは5月23日、JEC連合を通じて日本ペイント株式会社の職場見学を行なった。あわせて同センター理事会と「改正労働安全衛生法のいま」と題して研修会を開催した。

 職場見学会では冒頭、穴吹所長より会社概要と安全理念について説明を受けた。

 日本ペイント(株)の安全理念は以下の通り。

  1. 安全なくして会社の繁栄はなく、会社の繁栄なくして社員の幸せなし
  2. 安全は企業活動の基盤であり、優れた業績の前提である
  3. 安全管理の出発点は、人間愛と責任感にある
  4. 安全管理の基本は、災害の未然防止と予防管理である
  5. 防止できない人災はない。全ての人災はゼロにすることができる

 寝屋川事業所は、多くの設備と研究機関を擁していた。
 また、多種多様の薬品を扱っているため、社内での安全管理体制、地域と環境に対する対応策が徹底されている。特に2010年には「環境配慮型商品」の販売数量比率100%を目指した経営方針が示されていた。

 研修会では、昨年4月に改正された「労働安全衛生法」について、1年が経過した現在において、実態と現場の実態と課題となる以下の3つのポイントについて学んだ。

 また、日本ペイント(株)安全衛生委員のみなさんも出席いただき、委員からは時間外労働100H/月を超える時の算定基準についての質問がされた。(講師:当センター西野参与)

  1. 過重労働メンタルヘルス対策
  2. 自主対応型の安全衛生対策
  3. 元方事業者の連絡調整義務

 同日開催された同センター理事会では、9月に『メンタルヘルス』の学習会を開催することが確認された。実施にあたっては、中小企業の労使のみなさんに参加していただける工夫が求められた。

研修会会場