2007年5月1日更新
5月1日、大阪城公園で第78回大阪地方メーデーが開かれ、約5万人の組合員や家族が結集した。また府域13カ所で開かれた連合型地域・地区メーデーには約7万人が結集し、大阪府域では計約12万人がメーデーに参加した。
本メーデーでは「STOP! THE 格差社会」を合言葉に、「労働者いじめの安倍内閣に我慢できない!」との怒りの声をあげ、「第21回参議院選挙で勝利する」との決意を固める場となった。
また大阪城のメーデーでは初の試みとして、演壇のようすを場内後方まで見えるように、会場内に400インチのスクリーンを設置した。
式典のオープニングとして、スクリーンに過去のメーデーを映像で流し、その後は大阪フィルハーモニー交響楽団が「連合歌」「しあわせさがし」「晴れた五月」の演奏を行った。
式典は、脇本事務局長による開会宣言の後、議長団に選出された佐伯匡由(サービス・流通連合)、馬渕貞美(私鉄総連)の両副実行委員長が全体を進行した。
主催者を代表して伊東文生実行委員長はあいさつの冒頭で「社会的な使命と影響力を持つ労働組合・労働団体として、『格差拡大・格差固定』にストップをかけ、仕事と生活の調和が取れる日本の労働市場を実現しなければならない」と訴えた。その後は「07春闘での未解決組合の早期解決」「連合・連合大阪の政策制度実現」さらには「7月の参議院選挙では、組織の総力を結集し、比例区は8人の組織内候補、大阪選挙区は『梅村さとし』候補、の当選を勝ち取ろう」と呼びかけたうえで、「格差社会にストップをかけ、安心・安全・安定の社会、労働を中心とする福祉型社会と自由で平和な世界を実現させるため、挑戦する連合大阪、闘う連合大阪の本領を存分に発揮し成果を挙げよう」と締めくくった。
また来賓として、大阪府・太田知事、および民主党大阪府連・平野代表から激励のあいさつがあり、その後は小泉前首相や安倍首相にふんした「ザ・ニュースペーパー」が格差問題をテーマにコントを行い、会場を盛り上げた。
次いで、参議院選挙の予定候補者を代表して大阪選挙区の『梅村さとし』候補は「参院選まであと82日となった。(1)格差が固定化されない国づくり、(2)社会保障の立て直し、(3)政権交代への道筋、のためにこの参院選を全力で闘う。皆さんの大きなご支持を」と力強くアピールし、会場からの大きな拍手でエールを受けた。
その後、メーデー特別決議、メーデースローガン、メーデー宣言をそれぞれ参加者全員で採択した後、伊東実行委員長のガンバロー三唱で式典を終了した。