2007年3月4日更新
2007春季生活闘争・決起集会
連合大阪は3月2日、扇町公園で「STOP! THE格差社会 働くもののためのワークルール実現! 3・2連合大阪総決起集会」を開き、07春闘のヤマ場を目前に、約1万人の参加者は闘い抜く決意を固めた。
まず主催者を代表して伊東会長は、今春闘を取り巻く環境について「企業業績にばらつきがあるものの、5年連続の増益見通しの昨年を上回る好環境」とし、「格差社会の流れを反転させるため『3つの不条理(1.株主や役員への配分が急増している一方、労働分配率が低下していること、2.大手の業績回復に比べ、中小企業には景気回復が及んでいないこと、3.正社員と比較し、パートや派遣などの労働者の賃金が低く押さえられていること)』へ果敢(かかん)に挑戦していくことが重要である」と訴えた。
さらに「本年は政治決戦の年である。本春闘で、賃金改善と労働条件の向上を勝ち取っていこう。さらに労働者にとってのセイフティーネットとなる新しいワークルールなどの政策を実現させるために、統一自治体選挙での連合大阪推薦候補者の全員当選、そして7月の参議院議員選挙で、組織内8人の候補者と大阪選挙区『梅村聡(うめむら さとし)』さんの当選に向けて、最後の最後まで力強く敢然と闘い抜こう」と力強く締めくくった。
そして、大阪府議会・大阪市会・堺市議会・市町村議会に挑戦する連合大阪推薦候補の代表者による1分間スピーチ、および高嶋良充さん(民主党大阪府連・常任幹事)が来るべき統一選・参院選に民主党が勝ち抜いていく決意を述べた。
次に女性・高齢退職者・パート労働者・中小職場・青年の各労働者代表が1分スピーチを行い、それぞれの立場から春闘を全力で闘う決意を訴えた。
最後に伊東会長による「団結がんばろう」で、ともに闘う決意を全体で確認し閉会した。
また集会前には、初めての試みとなる大阪環状線全駅と主要ターミナルの府域計22か所で、一斉ターミナル街頭行動を実施し、広く市民に「格差是正」の訴えを行った