2006年8月8日更新
連合大阪は8月3日、大阪市内で「平和・語り部フォーラム」を開き、伊賀孝子さん(大阪戦災傷害者・遺族の会)が大阪大空襲、山科和子さん(日本原水爆被害者団体協議会大阪府協議会)が長崎原爆投下時の被災経験を語り、ともに「戦争のない、全世界に真の平和を」と訴えた。参加者は53人。
冒頭脇本事務局長は「この2人の語り部の話を通じて、次世代へ平和をつなげていきたい。連合大阪も平和の一翼を担いたい」と本フォーラムの趣旨を説明した。
次に伊賀さんは「戦争で勝っても負けても、苦しみはある。目の色、肌の色が違っても、同じ人間。どれだけ議論はしても、戦争は絶対にしてはいけない」と戦争の愚かさを訴えた。
また山科さんは「被爆の後遺症のため、身体的にも、精神的にもずいぶん苦しい生活を強いられてきた。この経験をもとに、二度と戦争が起こらないよう、この体が動くまで、また死ぬまで、この語り部活動をしたい」と平和の尊さを呼びかけた。