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2006年5月2日更新

Action for BigWave 〜小さな輝きから大きな波へ〜

第77回メーデーに15万人が結集
〜今こそ仕事と暮らしに『安心・安全』を取り戻そう〜

写真は参加者全員で行った団結がんばろうの模様

 快晴に恵まれた5月1日、大阪城公園で第77回大阪地方メーデーが開かれ、約8万人の組合員や家族が結集した。また府域14カ所で開かれた連合型地域・地区メーデーには約7万人が結集し、大阪府域では計約15万人がメーデーに参加した。

 格差社会が進行するといわれる本年のメーデーでは、「今こそ仕事と暮らしに『安心・安全』を取り戻す」と組織内外に強く訴える場ともなった。

 式典は、参加者全員による「聞け万国の労働者」「晴れた五月」「連合歌」の合唱でスタート。脇本事務局長が開会宣言の後、議長団に選出された平岡宣次(UIゼンセン同盟)、柴崎大輔※(JEC連合)の両副実行委員長が全体を進行した。(※崎は、いわゆる「たつさき」。山偏に竒)

 主催者を代表して伊東文生実行委員長はあいさつの冒頭、メーデーの今日的な意義を「労働運動の拡充・強化の起点」とした上で、本メーデーでは、「格差拡大と安全・安心の問題」を指摘し、「生活の安全保障としてのセーフティネットが張り巡らされた社会として、連合が目指す『労働を中心とする福祉型社会』を実現させるための運動強化を」と提起した。

 また、06春闘については前年に比べ平均妥結19.0%増など好調なことをふまえ、交渉継続中の組合に対しては、「一層の奮闘を」とエールを送った。

 次いで、世界各地で市民団体、労働組合、学生などによる大規模行動が政権や体制を動かし、法案撤回や政権交代などの変革が実現してことを例にあげ「(1)ピープルパワーを労働組合が巻き起こすこと、(2)労働組合が社会的カウンターパワーであること」の重要性を訴えた。

 最後に、「連合大阪はこの大阪の地から、(1)『労働を中心とする福祉型社会』の実現に向け、ピープルパワーを巻き起こそう、(2)働く者の怒りと声を結集し、働く者の目線に立った制度改革を追求するカウンターパワーとしての運動を展開しよう、(3)格差拡大に歯止めをかけ、安心・安全な社会を取り戻すための成果を積み上げて、来年の統一地方選挙、参議院議員選挙で政権交代への道筋をつくろう」と力強くあいさつを締めくくった。

 来賓としては、連合・高木会長、大阪府・太田知事、大阪市・関市長および民主党大阪府連・平野代表から激励のあいさつがあった。

 次いで、本年メーデーの統一ポスターを描いた松村信秋さん(JAM・クボタシーアイ労組)への表彰、そしてメーデースローガン、メーデー特別決議、メーデー宣言をそれぞれ参加者全員で採択した後、伊東実行委員長のガンバロー三唱で式典を終了した。

 最後に「メーデー富くじ」を抽選。当選番号が決まる度に大きな歓声が起こり、会場全体が盛り上った。

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