2006年4月10日更新
2006年春季生活闘争は、3月15日に金属関係の組合をはじめとする先行組合の具体回答の引き出しが図られた。
課題含みとは言え、日本経済の景気や企業業績の回復といった追い風情勢を踏まえ、回答水準は、第1に産業や企業によってバラツキがあるものの総じて前年を上回り数年振りのベア確保がされていること、第2はパートタイム労働者などの時間給引き上げも前年実績を上回ることが確実視されていること、など働く者の期待に応えをうる回答水準となっている。
だが、2006春季生活闘争の本番はこれからである。先行組合の回答水準をしっかりと受け止め、続く中小組合が連合方針の、?賃金改善原資の確保、?大手との格差圧縮、?パート労働者などの条件改善、にのっとった回答引き出しを図るため、不退転の決意を固め「中小組合ここにあり」の存在感を働く者に対して示す積極果敢な闘いを期待する!!