今,働いている会社に,労働条件や賃金、仕事のやり方などについて、会社や上長(上司)に言いたいことあるはずです。しかし、一人ひとり個別に要求しては、相手にされないことがほとんどです。
そこで働く仲間が集まって労働組合をつくれば、使用者と交渉することができます。
労働組合は、職場の様々な意見をくみ上げ、働きやすい職場と企業の健全な発展に必要です。
確かに、いまだに労働組合を毛嫌いする経営者はいます。「労働組合は困る」「労働組合はなくても労働条件は悪いようにしない」という経営者は労働組合があると賃金や労働条件などは会社側の思い通りに決められなくなると考えるからでしょう。逆に労働組合が無いと困るのは私たちなのです。
働く仲間が自主的に労働組合を作り、運営し、団体交渉をおこない、団結して行動する権利は憲法や法律で保障されています。
また、会社が労働組合をつくることを妨害したり、これを理由に解雇したりすることは労働組合法第7条によって「不当労働行為」として禁止されています。
企業倒産や廃業などが増えていますが、労働組合は勝手な首切りを許しません。雇用を守ること、生活を守ることこそ、労働組合の最大の役割です。
労働組合をつくろうと思っても、経験者がいない、会社に知れたら怖いなど、色々1歩踏み出せない理由があると思います。でも安心してください、最低2人集まれば組合は結成できます。もちろん、賛同してくれる人を多く集めることは大事ですが、まず、連合大阪にご相談下さい、専門担当者がお手伝いします。又、連合大阪はあらゆる産業別労働組合の集まりですので、あなたの職場と同じ業種の組合が必ずあります。その産業別労働組合と連携して応援します。
もちろん一人でも入れる労働組合はあります。解雇など緊急の場合はこの組合に入り、団体交渉をおこなうなどの活動が必要です。
連合大阪には、個人加盟のできる労働組合があります。