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第49回衆議院議員選挙に向けて

2021年10月15日 (第24回執行委員会)
連合大阪 会長 田中 宏和

取り巻く状況(コロナ、政治)

 コロナの状況ですが、ワクチンの普及が一定進む中で、国内の感染者数は急激に減少しており、治療薬の開発報道も相まって、アフターコロナへの展望が示されつつあります。しかしながら、専門家からは冬に感染が急増する「第6波」の可能性も指摘されており、警戒を緩めることなく、感染爆発を引き起こさない備えを急がなければなりません。

 そして、一方では、昨日、衆議院が解散しました。政治決戦である「第49回衆議院選挙」は、今月19日に公示、31日投開票の日程で実施されます。岸田新総理は所信表明演説において、国民の声を聞く姿勢を強調し、新しい資本主義の実現を掲げましたが、具体性のある内容を示さず、また、これまでの安倍、菅政権との違いも明確に打ち出されないなど、政治の中身に大きな変化はないと断じざるを得ません。今回の総選挙は、戦後最大ともされる国難に直面する中で、国民にとって、4年ぶりとなる政権選択選挙となります。各党が、グランドデザインを示し、国民の審判を仰ぐことになりますが、コロナ禍の克服には、なによりも政治への信頼が欠かせません。

  そのためにも、「説明する政府、そして議論する国会」が必要であり、今こそ、緊張感のある政治状況を創り出さなければなりません。加えて、これまでにも繰り返し申し上げておりますが、今回の選挙戦は、来年の参議院選、さらには、再来年の統一地方選や大阪トリプル選に繋がる極めて重要な闘いとなります。本日の執行委員会終了後、「2021政策実現総決起集会」と銘打ち、この闘いに向けた最初のこぶし固めを行います。

 二大政党体制の実現を展望し、日本、そしてこの大阪で、私たちの手にまっとうな政治を取りもどすためにも、この一戦に全力を尽くすことをお誓いし、同時に、連合への力強い結集をお願いし、私からのあいさつとさせていただきます。

 本日、どうか宜しくお願いいたします。