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人が活きる、人が活かされる、働きがいのある人間らしい仕事を求めて

2017年1月20日 (第15回執行委員会)
連合大阪 会長 山﨑 弦一

 今の時代は不確かな時代とか、まさかの時代とか言われ、先行きが不透明というのが今の状況である。連合大阪としては、コミュニケーションを大切にしながら、人が活きる、人が活かされる、働きがいのある人間らしい仕事(ディーセント・ワーク)を求めて、様々な運動に取り組んでいきたい。そういう想いを込めて、私自身の今年の漢字は「活」とした。

 今日から通常国会がスタートした。昨日(1月19日)開催された連合の中央執行委員会で神津会長が話されたことを報告する。

 「連合としては、通常国会の中で、最重要法案を7つあげている。①予算案、②税制改正関連法案、③労働基準法等改正法案、④雇用保険・職業安定・育児介護休業法等の改正法案、⑤介護保険法改正法案、⑥地方公務員および地方自治法改正法案、⑦日本学生支援機構法改正法案について国会対策を行っていく。年末に駆け込みで通したカジノ法案のような対応ではなく、落ち着いた合意形成に努めていただきたい。

 働き方改革、実現会議の問題意識は前向きに受け止めるが、絵に描いた餅にしてはいけない。実効性が必要で、具体的には法律に落とし込むことが大事である。年末に示された同一労働同一賃金のガイドラインは、現時点では何の縛りもない。独り歩きすることが危険であるが、今後、政労審などに上がってくれば議論する。

 春闘は月例の底上げにこだわっていく。継続と広がりが大事で、精力的な交渉を各構成組織に要請する。物価上昇がゼロでも賃上げしていく。そうした社会性を経営側に認識させる労使交渉を行ってほしい。共謀罪(テロ等準備罪)については、内容が明らかになった時点で考え方を整理する」。

 最後に、長時間労働問題是正の問題だが、電通の過労自殺・高橋まつりさんの問題からいろいろと事案が出てきている。ぜひ、職場点検の強化をお願いしたい。連合大阪としても大阪労使会議の中で、経営側に要請を行っていく。