2015年1月16日(第15回執行委員会)
連合大阪 会長 山﨑 弦一
1995年1月17日(火)阪神淡路大震災から20年、お亡くなりになった方々のご冥福を改めてお祈りします。
私は、ホテル阪急エキスポパークで遭遇、前日から電機連合の会議で宿泊していました。
1995年は、3月に、地下鉄サリン事件。(今年は、フランスでのテロ事件)。
4月には、青島幸雄東京都知事、横山ノック大阪府知事が誕生。
7月は、参議院選挙。自社さ政権、村山内閣。投票率50%を割り込むという前代未聞の低投票率でした。
福岡政行氏が、「新進党(海部)の勝利というよりは、創価学会の勝利といえる」とテレビで断言するほど、創価学会の組織票の強さを見せつける結果でした。
あれから20年、今年も、まずは春季生活闘争の闘い、そして4月の統一地方選、5月の住民投票、秋には大阪府知事選、市長選が、そして「STOP THE格差拡大、暮らしの底上げ実現」キャンペーンなど、多くの取り組みが控えております。
皆さんのご支援、ご指導を得ながら、しっかり進めていきたいと思います。よろしくお願いします。
年頭にあたり、「日新 日日新(日に新た 日々に新た)」という言葉を紹介します。
この言葉は、東芝の社長や経団連の会長を歴任され、電電公社や国鉄の民営化をやり遂げた、俗にいう「臨調」(第二次臨時行政調査会)の会長として活躍された、土光俊夫氏の座右の銘です。
この言葉の出典は中国の古典『大学』で、その意味について、土光さんは「一日の決算は一日にやる。失敗もあるであろう。しかし、昨日を悔やむこともないし、明日を思い煩うこともしない。新たに今日という清浄無垢な日を迎える。ぼくはこれを銘として、毎朝『今日を精いっぱい生きよう』と誓い、全力を傾けて生きる」とお話しされています。
少し調べてみると、土光さんの名言は多く残されています。そのいくつかを以下に紹介します。
「やりがい、働きがいは、やってみてはじめて出てくる。やりもしない、働きもしないで、どうしてそのような喜びが得られるだろうか。生きがいにしてもそうだ。精一杯生きる努力をして、はじめて生きる喜びを知るのだ」
「どんな人にも必ず一つぐらいは長所がある。上に立つものは、その長所を活用するのだ。長所をどんどん伸ばしていくと、短所はだんだん影をひそめてゆくものだ。このことを忘れてはならない。複数の人による共同作業のとき、もっとも重要なチームワークといわれるものも、各人の長所をうまく組み合わせることに他ならない。一人一人の長所が異質であればあるほど、チームワークの相乗効果は大きい」。
私たちにもたいへん参考になる言葉だと思います。
また、次のような言葉もあります。
「知恵を出せ、それが出来ぬ者は汗をかけ、それが出来ぬ者は去れ!」
私などはすぐに「なるほど!」と思ってしまうのですが、松下幸之助翁は「あかん、潰れるな。『まずは汗を出せ、汗の中から知恵を出せ、それが出来ぬ者は去れ!』と云うべきやね。本当の知恵と言うものは汗から出るものや」とこの言葉を批判したという、エピソードも伝えられています。
私たちも、日に新たな気持ちで、汗と知恵を出しながら、実り多い運動を展開していきたいと思いますので、ご支援、ご指導をお願いします。