第8回連合大阪写真グランプリのジャンル賞入賞作品です。各ジャンルから1点、計10点の入賞です。
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講 評
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誰でもが写せそうな写真ですがそう簡単には写せません。日頃から鳥を観察して、親鳥がひなを育てる時期、何時どの場所に親子がくるのか、そして写す場所は鳥が綺麗に写る時間帯などを調べて、おりの前でジット親子の鳥が写真の様な仕種をするのを待って写すからです。生き物は人間の思う様な行動をしたり、いい場所に動いてくれないので大変なのです。動きのある被写体であれば瞬間が生命です。いいシャッターチャンスで写しました。 [評者・笠木 照行] |
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講 評
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ジャンル賞おめでとうございます。前景の「ひまわり」がうまくボケていて、全体の画面が落ち着いた作品になりました。欲を言えば、前景や後景に人物や車、自転車など動くものが入れば、もっと味のある作品に仕上がったかもしれません。色々新しい「試み」にもチャレンジして下さい。 [評者・藪井 壽男] |
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講 評
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ジャンル賞おめでとうございます。これは面白い!擬人化して撮影する事はよくありますが、上西さんの作品は光の扱いも背景の処理も上手く雰囲気があります。今にも首をふらふらと伸ばして画面から飛び出して来そうな所はまるで映画を見ている様です。これをE.T.と見立てて作品にされた上西さんの柔軟さはこれからの作品にも発揮される事でしょう。次の作品が楽しみです。楽しい作品のご応募をお待ちしています。 [評者・坂東 澄子] |
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講 評
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普通、トラック競技の撮影は全身を写すか、表情のある顔のアップが多い様ですが、作者は撮影場所(撮影の場所はプレスの関係者しか入れない)に恵まれてデットヒートをスローシャッターと多少の流し撮りで動感を出し、見せるポイントと表現したい部分を強く印象づけた作品にまとめています。 [評者・笠木 照行] |
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講 評
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ジャンル賞おめでとうございます。カラーも美しく、動きのある絵画のような作品です。こうした「動き」をテーマに今後撮られるのも一つの手です。デジカメですか?次も期待しています。 [評者・藪井 壽男] |
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講 評
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ジャンル賞おめでとうございます。マンホールの円を使ってまとめられた3人の子供達の重なりのバランスがとてもいいです。この年代の男児にだけ有る独特な世界が見事に表現され、汚れの無い眼差しに引き付けられます。狙いがいいですね、今後が楽しみです。次回も上位入賞を目指してのご応募をお待ちしています。 [評者・坂東 澄子] |
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講 評
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ビルに囲まれた空間と、都会のざわめきの中で泳ぐ鯉のぼりは、まさに地球規模の水族館と言ったところです。鯉のぼりがロープに引っ掛かって風に泳げない風景の中に都会で生活するのが難しいと言う人生を見ている様です。角度を変えて見上げると、見慣れたはずのビルの風景が、まるで別の風景描写として見られる面白みを増している作品になりました。 [評者・笠木 照行] |
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講 評
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ジャンル賞おめでとうございます。なんでもない日常的な風景をよくキャッチされていると思います。黒っぽい人物の動きと自然のライティング(照明)が遠近感を演出しています。これからも、「なにげない」スナップ写真に挑戦して下さい。 [評者・藪井 壽男] |