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第7回 グランプリ入賞作品

 第7回連合大阪写真グランプリのグランプリ入賞作品です。

グランプリ作品

『小坊主さん』 中村 幸雄(情報労連・NTT労組)
講 評

 グランプリおめでとうございます。光の扱い、構成力が素晴らしい。まだあどけなさが残る少年達を、逆光の中で浮き上がらせ、その存在は聖域の中のものであるかのようにさえ感じさせています。昔から、人々が信じ、崇拝してきた伝統文化が、少年達の和やかな笑顔と光りで、文化の美しさと、温かさが伝わってくる作品に仕上がっています。

[評者・坂東澄子]

準グランプリ作品

『兄ちゃん、ニーハオ』 浦 弘(連合大阪・事務局)
講 評

 二人の表情がいいですね。黄色い髪に沢山のピアス。ハードに決めたスタイルが似合いそうなお兄ちゃんの眼差しの、何とも優しいこと。そうっと肩に柔らかな手を置く無邪気な坊や。「ナーニ?」振り向き見つめる少年。この二人の世界には意地の張り合いも何もありません。普段は突っ張り少年??という印象を与える風貌をしたこの少年の、優しい素の表情を、すかさず捉えた作者の感性が素晴らしいです。

[評者・坂東澄子]
『秋の詩』 西川 恭司(JAM・ヤマトミシン労組)
講 評

 生き物の生態を拡大して観察している様な写真です。バックの淡い緑色から察すると、草花生い茂る所で蜻蛉が赤い花びらに止まるのをジッと待って写した様子が伺えます。右上から垂れ下がった赤い花びらが緑のトーンの中でひときわ画面に色ぞえと変化をつけてくれました。作者の叙情詩を色濃く含んだ作品になっています。

[評者・笠木 照行]

連合大阪会長賞

『表と裏』 村上 健一(自治労・大阪市従)