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2016年度 大阪市立大学・連合大阪寄付講座

【論点整理】講義の振り返り
働くものを取り巻く課題と労働組合の役割の再確認

日時 講師
2017年1月23日 チャールズ・ ウェザ-ズ氏(大阪市立大学教授)

講義のねらい

 各講義の内容をふまえた上で、これまでの講義の内容をまとめる。そのうえで、日本の労働問題や組合活動の特徴とは何であるか、国際比較の視点から考えてみる。

講義内容要約

チャールズ・ ウェザ-ズ氏

チャールズ・ ウェザ-ズ氏

 冒頭、今回の寄付講座開講の主旨をあらためて説明。その上で、①日本の労働組合「企業別組合」について、②労働運動の歴史、③雇用制度(主に若者問題)、③女性労働問題、④公共部門とケアワーク等、各講師から話された特徴的な内容を解説した。

  • 企業別組合については、欧米の産業別組合と比較し、企業別組合の長所等について具体的な産別の取り組み。
  • 労働運動の歴史については、1945年以降の歴史と連合の活動について。
  • 雇用制度については、若者の就職状況の転換として、1990年代雇用状況の悪化に伴い、正規から非正規へと転換したこと。さらには、女性の非正規の増加とともに男性の非正規も増加してきた。
  • 女性労働やケアワークについても、現状の問題点や課題について解説した。

講座を終えて

 さまざまな労働問題が山積する中、将来を変えていくためにも労働組合の重要性があることを振り返った。

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