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2016年度 大阪市立大学・連合大阪寄付講座

基礎編②
「働くものは何をもとめてきたか」
日本の労働組合の歴史と連合の課題

日時 講師
2016年10月17日 神津里季生氏(連合会長)

講義のねらい

 日本における労働組合運動の歴史を概観しつつ、連合の結成の意義、連合運動が目指すものを伝える。

講義内容要約

神津里季生氏

神津里季生氏

 連合は、個別の労働組合・労使関係では解決がつかないオールジャパンへの対応をしている。また、地域運動の深化とともに働く一人ひとりの思いに向き合う取組みを行っている。

 現在の社会が抱える課題は、1.経済のグローバル化、人口動態の変化。2.雇用、労働現場の劣化3.格差の拡大である。

 連合が果たす役割は、すべての労働者の立場から、社会に開かれた存在として「底上げ」をはじめとした課題に取り組むことである。

 連合結成27年目にあたり、

  1. 社会への発信力の強化。
    (せっかくいいことをやっていても、知ってもらえなければ意味をなさない。)
  2. 本当の意味での民主主義は育っているのか。
    (政治をまともなものにしていかなければ目的を果たすことはできない。)

の2つに問題意識を持ち、運動を推進していく。

講座を終えて

 労働組合「連合」の果たす役割と今後の課題を紹介し、運動への熱い思いを語った。

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