「格差をなくし、平和を守る!
笑顔あふれる未来をつくろう すべての仲間の連帯で!」
4月27日、第90回大阪地方メーデー実行委員会は、「第90回大阪地方メーデー」を大阪城公園・太陽の広場で開いた。今年は、改元に伴う10連休などの社会情勢を考慮し、ゴールデンウィーク初日となる4月27日に実施し、大阪で「働くことを軸とする安心社会」の実現をめざし全力を挙げることを確認した。
主催者あいさつでは、山﨑弦一実行委員長が「働き方改革」について触れ、「大きな節目となる本年の第90回メーデーで改めてメーデーの原点に立ち返り、働き方改革関連法を追い風に『豊かな生活時間の確保とあるべき労働時間』の実現や36協定の重要性を社会に訴えていこう」と述べ、さらに「働き方改革は、労使が真摯に話し合って変化の方向性を見出していくことが重要。働く者の幸せと、産業・企業の発展をめざしていこう」と呼びかけた。
そして、来る今夏の参議院議員選挙に向けて「すべての人へのディーセントワークの実現、持続的で健全な経済成長、負担の分かち合いと社会の分断を生まない再分配、そして、多様な価値観を認め支え合い、誰一人として取り残さない活力あふれる共生社会、『働くことを軸とする安心社会』を実現するために、参議院選挙での推薦候補者全員の必勝をめざし、一致団結して支援の輪を広げていこう!」と力強く呼びかけた。
来賓、連帯あいさつの後には、今夏の第25回参議院選挙(比例区)に立候補予定の連合推薦候補者10人の紹介を行い、JAMの組織内候補である田中久弥さんが力強く必勝に向けての決意を述べた。また、田村麻美さん(UAゼンセン)、岸真紀子さん(自治労)、礒﨑哲史さん(自動車総連)、石上俊雄さん(電機連合)、小澤雅仁さん(JP労組)、水岡俊一さん(日教組)、浜野喜史さん(電力総連)、吉川沙織さん(情報労連)、森屋隆さん(私鉄総連)の、それぞれの組織内候補は、構成組織の仲間が参議院選挙での勝利に向け、元気にアピールした。
また、大阪選挙区から立候補予定の「かめいし倫子」さん(立憲民主党)と「にしゃんた」さん(国民民主党)からの決意の言葉を受けた後、参議院選挙必勝に向けた特別決議を採択した。
「組織強化・拡大への取り組みアピール」では、自治労 大阪交通シティバス労働組合と、UAゼンセン クリヤマ労働組合から代表者が登壇し、これまでの取り組み報告や、課題について発言し、労働組合の仲間と共に運動を推進していくことを力強く述べた。
また、「クラシノソコアゲ応援団!RENGOキャンペーン」第4弾のメッセージペーパーアピールでは、連合大阪青年委員会と女性委員会の役員が壇上に並び、「格差をなくし、働きがいのある仕事を取り戻すぞ!」「政治に参画して、報われる社会を実現するぞ!」など、8つのアピールでメーデー参加者と掛け合いコールを行いながら、メッセージペーパーを高く掲げた。
最後に、メーデースローガンとメーデー宣言を会場全体で採択。山﨑実行委員長の「団結ガンバロウ」で参加者全員が心を一つにして拳を上げ、メーデー式典を締めくくった。