2016春季生活闘争ヤマ場を目前にひかえ、連合大阪は2月から3月にかけて春季生活闘争総行動に取り組んだ。また本年は、「クラシノソコアゲ応援団!2016RENGOキャンペーン」とも連動させた総行動とした。
第一弾として、2月19日に難波髙島屋前で、大型街頭行動を行い、約100人が参加した。司会をした落語家の笑福亭仁勇さんと、山﨑連合大阪会長他6人の弁士が掛け合いトークを織り交ぜ、「暮らしの底われや格差の拡大を止めよう」「働き甲斐のある仕事を取り戻そう」「安心、安全に暮らすためのセーフティネットを要求しよう」「働く人が報われる政治を取り戻そう」と、同キャンペーンの4つのキーメッセージを市民に呼びかけた。
第二弾は、2月25・26日に、各構成組織の協力を得て、府域13カ所でターミナル街頭アピール行動を行った。
交渉大詰めを迎えた3月4日には、「2016連合大阪春季生活闘争総決起集会」を扇町公園で開き、約8000人が結集した。集会の冒頭、今年は東日本大震災から5年目となることから、参加者全員で黙とうを行った。
山﨑連合大阪会長は主催者あいさつで、2016春季生活闘争の4つのキーワード、
を紹介し、デフレから脱却し、個人消費を伸ばしていくため、月例賃金の引き上げを継続していくことの重要性を述べた。そして、「2016春季生活闘争は、私たちの成果をすべての働く者に波及させ、社会全体の底上げ、底支えを実現するための闘いだ。掲げた要求に確信を持ち、粘り強い交渉を」と訴えた。
その後、それぞれの職場や女性委員会から今春闘に臨む決意を述べ、尾立民主党府連代表が連帯あいさつを行った。また青年委員会は「クラシノソコアゲ応援団」の一員として、参加者にエールを送り、会場を盛り上げた。
最後に、「安倍政権の労働者保護ルール改悪を阻止するための大衆運動の強化」や「一人ひとりの力を大きくひとつに結集し、社会的意義の極めて高い2016春季生活闘争を闘い抜く」ことなどを盛り込んだ集会宣言を採択した。