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新たな連合大阪運動の“発信”を
「2016新春の集い」で運動推進を誓う

 連合大阪と大阪労働者福祉協議会は1月7日、500人の参加者とともに「2016 新春の集い」を大阪市内で開いた。

開会にあたり、連合大阪会長(大阪労福協会長)・副会長・事務局長が一同に登壇し、あいさつを行った

開会にあたり、連合大阪会長(大阪労福協会長)・副会長・事務局長が一同に登壇し、あいさつを行った

 山﨑弦一連合大阪会長は主催者あいさつで「2012年の第2次安倍政権の発足、そして大阪では、2008年の維新政治のスタート以来、新自由主義的な変化の流れの中で、まさに翻弄され続けているといっても過言ではない。この流れの行きつく先は、格差の拡大と固定化、貧困層の拡大、すなわち社会の分断であり、そのことによる社会の混乱が強く懸念される。こうした変化の方向性を変えるための運動に全力を傾注しなければならない」とし、7月の参議院選挙の必勝を期した取り組みへの支援を求めた。

主催者を代表してあいさつをする山﨑弦一会長

主催者を代表してあいさつをする山﨑弦一会長

 また、「政策・制度要求の活動を強化していくとともに、私たち自身の手で、経済の好循環を回していくためにも、2016春季生活闘争で、賃金の『底上げ・底支え』そして『格差是正』に向け確かな成果を得るべく、力を合わせて闘っていきたい」と力強く述べた。

 さらに、「連合は新たに『クラシノソコアゲ応援団!2016RENGOキャンペーン』を開始した。このキャンペーンを通して働く仲間、働きたいと願う仲間のみなさん『一人ひとり』を応援していく」とした。

 そして、2016年の連合大阪の運動のキーワードを「外部や世間に向けて出す」「行動を起こす」「外に向かって伸び広がる」の意味をもつ『発』とすることを提起し、2016年の労働運動の「発奮」「発展」を期してあいさつを述べた。

 続いて、来賓として大阪労働局より中沖局長、大阪府の新井副知事、大阪府内の政令市を代表して竹山堺市長、大阪府内の市町村を代表して田中八尾市長から祝辞が述べられた。また、民主党大阪府連の尾立源幸代表(参議院議員)、平野博文特別代表(衆議院議員)から連帯のあいさつがあった。

(写真左から)尾立参議院議員、平野衆議院議員が連帯のあいさつを行った

(写真左から)尾立参議院議員、平野衆議院議員が連帯のあいさつを行った

 集会の最後には、田中連合大阪事務局長が「私たちを取り巻く環境は厳しく、多くの課題がある。このような時だからこそ、しっかりと前を向いて魅力ある、中身のある取り組みを強化していきたい」と、新年の運動への決意を述べ、連合大阪運動への結集を呼びかけた。

乾杯の発声をする大阪労働者福祉協議会の中井副会長(全労済大阪府本部 本部長:左)と、山下副会長(近畿労働金庫大阪地区統括本部 本部長:右)

乾杯の発声をする大阪労働者福祉協議会の中井副会長(全労済大阪府本部 本部長:左)と、山下副会長(近畿労働金庫大阪地区統括本部 本部長:右)

集会の最後にあいさつをする連合大阪の田中宏和事務局長

集会の最後にあいさつをする連合大阪の田中宏和事務局長