連合大阪は、大阪地方最低賃金審議会のヤマ場目前の7月30日、「7.30最低賃金引き上げアピール行動」を千林商店街(大阪市旭区)で行った。この行動には、連合大阪の最低賃金委員会・中小支援委員会・非正規共闘のメンバーや、構成組織からの参加者など50人を超える労組役員が参加し、現在の最低賃金の状況を訴えながら、大幅引き上げの必要性をアピールした。
また、「本当に生活に必要な最低賃金は?」をテーマにアンケートを行った結果、119人の回答者のうち、75人(63%)が1000円以上を求める回答を寄せた。行動で掲げた「最低賃金1000円横断幕」には、多くの人たちが模倣1円玉シールを貼り、最賃アップの取り組みに賛同した。
この日以降、連合大阪が推薦する委員が参加する大阪地方最低賃金審議会で、大阪府の地方最低賃金引き上げ交渉が行われ、8月6日に開かれた審議会総会で、20円の引き上げが大阪労働局に答申された。
大阪府の最低賃金は10月1日より、現行の時間額838円に20円が加算され、858円が適用される予定。