連合大阪は3月6日、「2015連合大阪春季生活闘争総行動」として、JR環状線の主要駅などのターミナル13箇所での街頭総行動、扇町公園での総決起集会とデモ行進を行い、8000人の働く仲間が参加した。
山﨑連合大阪会長は総決起集会で、今春闘の「賃上げ」・「時間短縮」・「政策・制度実現」の3つの柱について、それぞれの重要性を指摘した上で、「2015春闘は組織労働者の賃上げの成果をすべての働く者に波及させ、社会全体の底上げ、底支えを実現するための闘い。掲げた要求に確信を持ち、粘り強い交渉を」と力強く訴えた。
また、「私たちの働き方・暮らし方・生き方は、政治と密接に連動しており、『働くことを軸とする安心社会』実現のためには、政治に無関心ではいられない。4月の統一地方選挙では、大阪の地で扇動型政治に終止符を打ち、排除から共生、対立から対話を重視した真の民主主義を取り戻すために、組織一丸となって運動を進めていく」と、連合大阪の取り組みへの支援を訴えた。
続いて、民主党大阪府連の尾立代表からの連帯のあいさつ、さらに、大手労組・中小労組・介護労働者のそれぞれの立場から今春季生活闘争に向けての決意表明が行われた。
集会の最後には、春闘課題に加え、「大阪市廃止・分割構想」(いわゆる「大阪都構想」)を容認しないことを盛り込んだ集会宣言を採択するとともに、会場全体で力強い「団結ガンバロー」を行った。
→『2015連合大阪春季生活闘争総決起集会宣言』(PDF)
集会後には西梅田と天満橋の2方向に向け、参加者全員でデモ行進を行い、「賃上げと労働条件の改善」や「長時間労働の撲滅」を市民にアピールした。