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第48回衆議院議員選挙にむけて

2017年9月28日 (第23回執行委員会)
連合大阪 会長 山﨑 弦一

 堺市長選挙、皆さんのご支援に心から感謝申し上げます。この勝利を共に喜び合いたい。維新の独走に少しは歯止めをかけることはできたが、やはり終盤、随分追い上げられた。また、投票率が前回より落ちる中で、我が方は得票数を減らしたが、維新は得票数を維持しており、もう固定票になっているということを前提に今後考えるべきである。そういうことからすれば、総選挙も大阪的に言えば厳しい戦いになることは覚悟しなければならない。

 今回の解散は、まさに安倍晋三ファースト解散で大義なき解散だ。野党が憲法53条に基づいて要求した臨時国会召集を3か月余りも放置した挙句、何の審議もせず冒頭解散することは憲法無視の暴挙である。森友、加計学園問題に加え、民進党のドタバタや新党の準備状況を見て、今のうちなら大負けしないという判断だろう。

 しかし、一方では「解散は首相の専権事項。大義は必要ない」との声もある。実際、大阪府の松井知事は、「選挙は戦いだから有利な時期に解散をするというのは、だからこそ総理に解散権がある。いつも衆議院議員は常在戦場といっている。批判してもしょうがない。それを批判するのは負け犬だ」と述べたと報道されている。

 コラムニストの小田嶋隆さんが、今回の解散について書いていたことを紹介したい。
「『ずるいじゃないか』と思う人たちと『狡猾で頼りになるじゃないか』と考える人たちがいるのではないか。私たちは前者の考えである。そのどちらが多いかで、選挙の結果は分かれるわけだが、それ以前に、案外結果を左右するのは『ずるいとかずるくないとか以前に、そもそも選択肢がないじゃないか』と考える人たちなのかもしれない」。

 まさにそのとおりである。今、民進党と希望の党ですすんでいる話は、選択肢がないのではなくて、選択肢を作ろうという話ではないかと、私自身は思っている。

 連合大阪としては、総選挙対策については昨年から議論をしてきている。本日、現時点での方針を再確認しながら、できるだけ多くの推薦議員の当選に向けて全力で戦っていきましょう。