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運動方針

連合大阪第27・28年度の運動方針(概要)

 連合は2010年12月、めざすべき社会像として「働くことを軸とする安心社会」を提言としてまとめ、広く世に問うた。これは、「働くことに最も重要な価値を置き、誰もが公正な労働条件のもと多様な働き方を通じて社会に参加でき、社会的・経済的に自立することを軸とし、それを相互に支え合い、自己実現に挑戦できるセーフティネットが組み込まれている活力あふれる参加型の社会」と定義している。

 連合大阪は、第15回定期大会(2011年10月28日)以降、「大阪に『働くことを軸とする安心社会』をどう実現させるか」を運動方針の “ 背骨 ” として置き、それに収れんさせる位置付けで様々な取り組みを進めてきている。

 第27・28年度の運動方針においてもその基本は踏襲しつつ、今日的な課題認識の下で、運動の強化をよりはかっていくことを提起する。

第27・28年度運動方針の柱

運動の力点

1.連合大阪の組織強化・拡大運動

 結成25周年を超えた連合大阪運動。顔合わせ・心合わせの段階を経て、力合わせの質が問われている。連合大阪組織としての “ 体幹 ” を強化することが今こそ求められている。

 1989年に悲願なって達成した労働戦線の統一、その後の25年間で社会・労働情勢は大きく変化した。その中で、連合大阪と構成組織間の連携、また構成組織間の信頼、これらは強まっているのか、逆に統一のメリットが減少していることはないのか。さらに連合大阪運動の地域展開は深まっているのか。現在の連合大阪組織の強み、弱みを率直に見据え、この2年間で意識的に組織の体幹強化をはかっていく必要がある。

 さらに組織強化と組織拡大は不離一体のものでもある。2020年までに「1000万連合」を実現させるべく、連合本部とも連携しつつ、構成組織、地域組織、事務局が一体となって、大阪における組織拡大行動を引き続き強化、展開する。

 一方、連合大阪の存在、運動を組織内外に広くアピールすること、加えて次世代を担う活動家の育成や、若年者を対象に「働くことの尊厳」を地道に訴え続けることにも力を入れる。

各論(項目名のみ)

  • (1)組織強化の取り組み
  • (2)組織拡大-「1000万連合」の実現に向けた活動
  • (3)非正規労働センターの取り組み
  • (4)広報活動の強化と活性化
  • (5)次世代を担う活動家育成、若年者を対象とした労働教育の強化
  • (6)地域に根差した5地域活動の強化
  • (7)大阪の文化を大切にする取り組みの継続

2.雇用・労働を中心とする政策実現活動

 大阪における「働くことを軸とする安心社会」の実現に向けて、連合大阪の政策、勤労者の声を、大阪府はもとより府域全自治体に反映させる政策・予算要請活動を引き続き強化する。その際、「働くことを軸とする安心社会」の実現に向けて示された政策パッケージをベースに、地域的な実情・実態をどう肉付けするかという点に連合大阪の政策力が問われている。

 特に、大阪における雇用環境の改善に向けては、非正規労働を巡る問題、女性労働者のM字カーブ問題、外国人労働者問題等における政策的課題の改善が急務であり、加えて大阪に特徴的なホームレス問題については、社会的包摂の具体化の視点において諸取り組みを進める必要がある。

 大都市問題はじめ大阪における政策課題は幅広く奥が深い。連合大阪政策活動のレベルアップ、機動力強化に向け、幅広いネットワークとの連携も生かした工夫を進める。

各論(項目名のみ)

  • (1)自治体への政策制度要求の取り組み
  • (2)男女平等参画社会実現に向けた取り組み
  • (3)雇用状況の改善に向けて(非正規労働問題、M字カーブ問題、外国人労働者問題)
  • (4)子ども、子育て支援について
  • (5)ホームレス・生活困窮者自立支援対策について
  • (6)大都市制度問題の研究活動と提言
  • (7)政策活動の豊富化、強化に向けて
  • (8)審議会への意見反映について

3.連合大阪政策の実現に向けた政治活動と幅広い府民連携

 連合大阪が行う政治活動の目的は、連合大阪の政策の具体的な実現に他ならない。そのためには、その意義が構成組織、加盟単組、地域組織、各級組織役員、全組合員の腹に共有されなければならない。そうした意義の共有を意識した不断の対話活動が不可欠である。

 一方、連合大阪と志を同じくする政党と政治家との連携の輪を深め広げなければならない。その観点で言えば、2014年末に結成した「連合大阪 政策・政治フォーラム」の活動・機能の一層の強化が必要である。

 具体的には2015年11月22日に施行される大阪府知事選挙、大阪市長選挙、さらには来夏の参議院選挙(衆議院の解散も視野)において、連合大阪の筋肉質な組織・運動をコアに広範な府民、市民勢力との連携で、私たちの声を政治に代弁し得る候補者の必勝に全力を挙げる。

 大阪において「働くことを軸とする安心社会」を実現させるためには、連合大阪運動が幅広い府民・市民の共感を得るものでなければならない。従来から連携する諸団体、組織との連帯活動はもとより、新たな連帯の輪の拡大に向けて積極的な営みを積み上げる。特にすべての働く仲間に影響する労働者保護ルールの改悪阻止に向けては、連合の「STOP THE 格差社会! 暮らしの底上げキャンペーン」に結集し引き続きアピール行動を展開する。

各論(項目名のみ)

  • (1)政治活動強化に向けた「政策・政治フォーラム」の機能強化
  • (2)連携がはかれる議員・首長の誕生に向けた国政・地方選挙での取り組み
  • (3)政策実現のための、政治動向への注視と連携強化に向けた取り組み
  • (4)組織内における政治活動への理解促進に向けた検討
  • (5)連合本部や近畿ブロックと連携した取り組み
  • (6)幅広い府民連携や諸団体との連帯活動

4.安心して働ける環境、労働条件の向上を目指す

 連合大阪加盟組織が一体となって、大阪において安心して働ける環境、労働条件を作っていくことは、労働団体である連合大阪の第一義的な取り組みである。2016春季生活闘争においては、2015春季生活闘争で確保した「2年連続2%台の賃上げ」の流れを継承すること、組合員の結集力をより高める納得性ある要求の組み立て、消費拡大・景気回復の好循環を追求する一方、大手と中小、男性と女性、正規と非正規等の格差是正に向けた取り組みも喫緊の課題である。

 特に、他府県と比して比率の高い非正規労働者の課題については、その実態を丁寧に検証しながら、産別、単組、連合大阪それぞれの取り組みのあり方を整理し、対応を強化していく。

 また、雇用形態を問わず大阪府域に働くすべての人のセーフティネットである最低賃金大幅アップに向けた取り組みについて、連合大阪の社会的使命として強化する。

 加えて、組織全体で現在の労働法制を取り巻く環境、私たちが目指す法体系のあり方についての学習を深めつつ、過労死防止や労働安全衛生等、現場の実態と連携させて取り組みを強化する。

 さらに大阪で働くことの基本的なあり方と目標を行労使で共有する「大阪労働モデル」の設定をめざす。

各論(項目名のみ)

  • (1)2016春季生活闘争の取り組み
  • (2)最低賃金引き上げの取り組み
  • (3)各種法規対策等について
  • (4)中小運動の強化策と効果的な中小組合支援へのあり方検討
  • (5)「大阪労働モデル」(仮称)の策定
  • (6)公契約条例の制定について
  • (7)安全衛生活動の更なる充実に向けた取り組み

5.労働運動の国際的連帯と連合大阪の組織運営・財政の機能向上

各論(項目名のみ)

  • (1)国際交流活動と4ローカルセンターとの定期交流の在り方検討
  • (2)各組織との活動連携・推進について
  • (3)効率的な財政運用