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2008年6月9日更新

今が“旬” 『森林労連 全国林野関連労働組合近畿中国森林管理局分会(林野労組)』

日本の森林・林業の現場を支え

森林労連の取り組み

 私たち森林労連では、日本の森林・林業に関する公的森林整備のあり方や森林整備を中心とした農山村の活性化の具体的施策、地球温暖化防止のための森林吸収源対策、林業労働者の確保と処遇改善、労働安全対策、職業病対策の充実などについて、全国の仲間と日々運動を展開しています。

 また、全国林野関連労働組合(略称・林野労組)としては大阪公務労協傘下のもと、日本の林業政策の推進と林業労働者の総結集に向け取り組んでいます。

環境問題と労働組合の役割

 さて、昨今では環境問題が重要視され、とりわけ地球温暖化防止については「北海道洞爺湖サミット」の主要テーマになるなど、人々の環境問題に対する関心が高まっています。また、「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の締約国会議『京都議定書(1997年)』では、第一約束期間(2008〜2012年)が本年よりスタートしました。

 わが国の温暖化ガスの削減目標である6%の削減は、逆に8%近くに増加していると言われています。温暖化の防止に向けてはさまざまな取り組みがありますが、森林でも機能の一つである炭素固定機能により最大3.8%の削減分が期待されています。その吸収量確保のためにも、森林整備や木材の利用などの施策が欠かせないものとなっています。

 労働組合としても、これら森林が持つ機能を高度に発揮させるため、間伐などの森林整備の促進や国産材による安定的な木材の供給体制の確保、森林吸収源対策の着実な実行などの取り組みに対し、しっかりけん制機能を果たしていくことが課題となっています。

大阪府の森林

 ところで、大阪府の森林面積をご存じですか。大阪府は緑が少ないと言われています(?)が、それでも約5万7千ヘクタールの森林があり、府域面積の約3割を占めています。日本の森林面積は2,512万ヘクタールで、国土面積の7割を占めていますから多い方ではありません。しかし、森林には水資源のかん養や国土の保全、保健休養といった私たちの生活に直接かかわる多くの機能が有り、府民の多くもその働きに期待されていると思います。特に水の都大阪では、豊かな水の育みなど上流域における森林整備が大きく影響してきます。

 連合大阪でも、毎年春・秋季には箕面市にある国有林で、加盟労組の組合員による間伐や下刈りなど森林ボランティア活動が行われており、府下の森林整備に一役担っていただいています。

日本の森林・林業政策

 林野労組としては、昨年7月に政府が進める「行政改革推進法」で、国有林野事業(現在は特別会計)を平成22年度までに一般会計化と独立行政法人化に分割するという提案がありました。

 国土面積の7割を占める森林ですが、そのうち国有林は3割を占めています。国有林野事業の職員もピーク時には全国で8万9千人いましたが、現在では、7千人を切る状況になっています(労働組合員数も減少)。政府の提案通り国有林野事業を二分することは業務上においても非効率的であり、強いては日本の森林・林業、木材関連産業の発展のためにも少なからず悪影響を及ぼすものと危惧します。

 このような中、先の第163回通常国会では、国有林を含む日本の森林・林業政策について多くの審議が行われました。衆・参両議員の農林水産委員会では付帯決議の採択がされ、「国有林野事業の一般会計化・独立行政法人化の検討にあたっては、国自ら一般会計において管理経営を行うことおよび山村対策の対応など地域からの意見を十分聴取し、幅広い観点から慎重に検討する」よう求められています。

 森林労連(林野労組)としてもこの付帯決議を受け、取り組み強化を図っていかなければなりません。連合大阪ならびに加盟労組の皆さまのご支援、ご協力をお願いします。


●森林労連 全国林野関連労働組合近畿中国森林管理局分会
●530−0042 大阪市北区天満橋1−8−75
●TEL&FAX 06−6881−3555
●組合員数:55人
●執行委員長:柴田隆文、副執行委員長:甲元敏夫、書記長:落窪弘行