連合大阪2022春季生活闘争総行動(総決起集会)\ 2022春季生活闘争スローガン /未来をつくる。みんなでつくる。 連合大阪2022春季生活闘争総行動(総決起集会)\ 2022春季生活闘争スローガン /未来をつくる。みんなでつくる。 連合大阪2022春季生活闘争総行動(総決起集会)\ 2022春季生活闘争スローガン /未来をつくる。みんなでつくる。

連合大阪2022
春季生活闘争総決起集会

連合大阪は3月4日、「連合大阪2022春季生活闘争総決起集会」をヴィアーレ大阪で行いました。

大阪府では「医療緊急事態宣言」と「まん延防止等重点措置」が発令されていたことから、新型コロナウイルス感染症対策のため、今年の総決起集会も、会場は来場者を絞った形式とし、集会の模様は “YouTube Live” を通じて中継をしました。集会の内容は、下のバナーをクリックし、ご視聴下さい。

2022春季生活闘争で「底上げ」「底支え」「格差是正」を未来に向けて強く進め、「人への投資」にみんなで取り組みましょう。

※春季生活闘争〔略称:春闘(しゅんとう)〕とは
多くの企業にとって新年度となる4月に向けて、労働組合がベースアップ等の賃金の引き上げや労働時間の短縮など労働条件の改善を要求し、使用者(経営者)と交渉し決定することをいいます。大手企業を中心に、労働組合が企業に要求を提出するのが2月、企業からの回答が3月頃であることから、「春闘」と呼ばれています。

連合2022春季生活闘争
闘争開始宣言2.3中央総決起集会 オープニングムービー

連合大阪2022 春季生活闘争総決起集会

開催要項

日時

2022年3月4日(金)18:30~19:10

場所

ヴィアーレ大阪2F クリスタルルーム
(各組織からの代表参加)

集会次第

18:30 開会(司会) 井尻 雅之
(連合大阪事務局長)
18:32 主催者挨拶 田中 宏和
(連合大阪会長)
18:40 職場からの決意表明
(1)製造業の職場から
   JAM:清水 隆生(しみず たかお)さん〔JAM大阪〕
(2)小売・流通業の職場から(パート・有期契約労働者など)
   UAゼンセン:川口 晋太郎(かわぐち しんたろう)さん〔万代ユニオン〕
(3)教育の現場から
   日教組:近藤 佳右(こんどう けいすけ)さん〔大阪府教職員組合〕
18:55 2022春季生活闘争
(「Action! 36」)アピール
〔青年委員会、
 女性委員会〕
19:00 ロシアによるウクライナ侵攻を強く非難する特別決議採択 新 雅寛
(連帯活動委員会 委員長副会長/フード連合)
19:05 集会宣言採択 明知 友紀
(連合大阪局長)
19:10 団結がんばろう 田中 宏和
(連合大阪会長)
19:15 閉会

メッセージ

特別決議

ロシアによるウクライナ侵攻を強く非難する特別決議

2月24日、ロシアはウクライナへの本格的な軍事侵攻を開始した。

ロシアによる軍事侵攻は、ウクライナの主権及び領土を著しく侵害するもので、報道やSNSでは一般市民を含め多くの死傷者が出ている。ロシアの行動は、紛争の平和的解決を義務づける武力の行使を禁ずる国際法に反しており、国連憲章を踏みにじるものである。

現下の状況は、欧州だけでなく、アジアを含む国際社会の秩序の根幹を揺るがしかねない極めて深刻な事態であり、我が国の安全保障の観点からも決して看過できない。力による一方的な現状変更は断じて認めず、対話による緊張緩和を進め、一刻も早い平和的解決に向けた努力を強く求める。

ロシアは、軍事侵攻に際して、核兵器保有誇示の姿勢や核兵器の使用を示唆する発言を繰り返している。これらは、本年1月にロシアを含む核兵器保有五カ国が発出した共同声明に反するもので、世界の恒久平和を脅かす極めて危険な行為である。

連合大阪は、最も強い言葉でこれを非難するとともに、即時の作戦中止・撤退と核兵器反対・恒久平和の実現を強く求める。また、連合本部やNGO団体等とも連携し、様々な支援をおこなうとともに、政府に対して国際社会との緊密な連携のもと厳格かつ適切な対応を講じられるよう強く求める。

以上、ここに決議する。

2022年3月4日
連合大阪2022春季生活闘争総決起集会

集会宣言

連合大阪2022春季生活闘争総決起集会
集会宣言

すべての働く者の将来不安を払拭し、「賃上げによる消費喚起」「経済の自律的成長」「社会の持続性」を実現するための2022春季生活闘争は、いよいよ最大の交渉局面を迎えようとしている。

新型コロナウイルスは発生から2年が経過したが、いまだ世界中で大きな混乱をもたらし、大阪においても、まん延防止等重点措置が適用されるなど、厳しい状況にある。

しかし、私たちはコロナ禍に負けるわけにはいかない。いまこの時にも、医療関係者はもとより、すべての職場の最前線で、多くの仲間が、人々の命とくらしを支えるため、懸命に働いている。このような働く仲間の努力と思いに報いるためにも、私たちは2022春季生活闘争をしっかりと闘い抜かなければならない。

コロナ禍は、テレワークをはじめ、働き方にも大きな変化をもたらしている。しかし他方、製造業やサービス業等でテレワークになじまない職種・産業もあり、エッセンシャルワーカーも含め、コロナの感染リスクと向き合いながら働かなければならない。また、社会・経済活動縮小などの理由から、解雇・雇止め、休業、賃金引き下げ等の苦境に立たされている有期・短時間・契約・派遣労働者も多く存在する。コロナ禍はいまだ収束を見ないが、20年以上にわたる賃金水準の低迷や不安定雇用の増大、中間層の縮小など、傷んだくらしと雇用、そして労働条件をこれ以上放置することはできない。この状況を打破するためには、経済成長や企業業績の後追いではなく、経済・社会の活力の原動力となる「人への投資」が必要である。つまり、賃上げと働き方の改善によって働く者の能力・意欲の向上と所得増をはかり、消費拡大を通じて経済の好循環を実現することで希望ある未来をつくる、「未来づくり春闘」にしなければならない。

私たちの未来を変えることができるのは、私たち自身である。すべての労働組合が要求し交渉することこそが、労働組合のない職場も含めすべての働く者の雇用・労働条件を引き上げ、社会全体の未来をより良いものにする。未組織で働く者にも大きく影響する「大阪府地域最低賃金」は、私たちの長年の悲願であった「時間額1000円台への到達」が目前に迫っている。政策・制度実現の取り組みもあわせて、まさに「みんなの春闘」を、私たちが積極的に展開しなければならない。

連合大阪は、本集会で春季生活闘争の意義と役割を社会に発信するとともに「未来をつくる。みんなでつくる。」を合言葉に、2022春季生活闘争を、最後の最後まで粘り強く、全力で闘い抜くことをここに宣言する。

2022年3月4日
連合大阪2022春季生活闘争総決起集会

Action! 36

Action! 36

3月6日は「36(サブロク)の日」です。
長時間労働をなくし、
すべての働く人たちの働き方を
より良いものに

3月6日は、「36(サブロク)の日」です。お一人でも多くのみなさんが「働き方」について考えるきっかけにしてほしい、労働時間に関する大切なルールである「36協定」を浸透させたいと、2019年に連合は日本記念日協会へ「36(サブロク)の日」として登録しました。

労働基準法で、労働時間は「1日8時間、1週間40時間」と決められており、この時間を超えて働かせてはならないとなっています。しかし実際には、みなさんが働いている職場でも、「1日8時間、1週間40時間」を超えて仕事をする場合、いわゆる残業があるケースが少なくないのではないでしょうか?

そこで必要となるのが「36(サブロク)協定」です。会社は、1日や1か月、そして1年間に何時間まで残業させることができるかを、労働組合や、職場の過半数により選ばれた労働者の代表と決めて、労働基準監督署に届け出なくてはなりません。これが「36協定」です。

「36協定」を結ばないで残業させた場合は、もちろん法律違反です。

しかし連合の調査では、「会社が残業を命じるためには、『36協定』の締結が必要」ということを知っている割合は6割に満たないという結果が出ています。さらに、4割の方が勤め先で「36協定」が締結されていない、もしくは締結しているかわからない、と回答しています。

また、「36協定」を結ぶだけではなく、実際の残業時間が「36協定」で決めた通りにおさまっているか、労働時間をきちんと把握することも必要になります。あなたの職場には、ICカードやパソコンの使用記録など、テレワークの場合を含めて労働時間を客観的に把握する仕組みがありますか?

私たち連合・連合大阪が訴えている「Action!36」の運動では、雇用形態や労働組合の有無にかかわらず、すべての職場でよりよい働き方をめざすために、残業を減らしていこう、そのために「36協定」をしっかりチェックし、正しく結んでいこう、と呼びかけています。

まずは自分の職場のルールをしっかり確認する、そのことが「働き方改革」をすすめ、「安心して健康に働ける職場」を実現するための第一歩になります。

さあ、自分の職場の「36協定」をチェックしてみましょう。

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