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コラム「徒然なるままに」(2008年2月)

次への糧に—ガリレオの精神で—

連合大阪 事務局長 脇本ちよみ

 新しい年は、元旦から知事選挙の取り組みに明け暮れた。結果として、連合大阪が推薦した熊谷さんの当選を果たすことができず、非常に残念な結果に終わってしまった。毎日のようにいろんなイベントや行動に参加いただき、お取り組みいただいた各構成組織、地域・地区組織そして組合員のみなさまに心から御礼申し上げたい。

 個人的には、新知事となった人のこれまでの多数の発言について非常に問題意識を持って見ており、大阪府の将来に一抹の不安は否めない。今後は「雇用・労働対策」「産業振興政策」をはじめ「医療・福祉・教育」や「安心・安全」など多くの課題についての大阪府の取り組みをしっかりと見守り、チェックしながら対応していきたいと思っている。

 「失敗は成功のもと」とは使い古された言葉だが、今回のことも、「なぜだめだったのか?」「何が問題だったのか?」を連合大阪内部、そして民主党や応援いただいた多くの方々と十分議論し、課題や問題点を整理し次期にむけた糧としていかなければならないと思う。もちろん当選者の「知名度」は抜群で、マスコミの露出度も高く、いわば毎日選挙運動してきたようなものである。しかし、知名度とは別に、有権者は何を望み何に期待していたのか?どんな課題に敏感になる必要が私たちにはあったのか?など振り返るべき点は多いのではないか。

 08春季生活闘争のスローガンである「格差社会の脱却—誰もが幸せになれる人間らしい生活」は私たちの願いである。その実現にむけてこれからも政治の課題と取り組み意義は大きい。「大阪のガリレオ」の当選はならなかったが、その昔ガリレオが牢獄につながれながらも「それでも地球は動いている」と地動説を曲げなかった精神をもって、今回のことを糧に前に進むことで、新しい局面が開くのではないだろうか。

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