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月例賃金引き上げにこだわる春闘を

2018年1月19日 (第3回執行委員会)
連合大阪 会長 山﨑 弦一

 新春の集いに多くの方にご参加いただいた。あらためて感謝を申し上げる。

 その時にもあいさつをしたので、1月10日以降の動き2点について所見を申し上げ、あいさつに代える。

 1つは春闘について。経団連の経営労働政策特別委員会報告が出た。
(賃上げ)3%という数字が明記されたことは一定の評価をしているが、これまでと同じ年収ベースという考え方は堅持されている。この考え方は我々とは違う。これでは個人消費は伸びないし、月例賃金を上げなければいけない。連合はそれにこだわっていく。今年も月例賃金の引上げ、底上げに向けて、また、働き方改革についても、しっかり労使協議を進めていただきたい。連合大阪としても、その役割をしっかり果たしていく。

 官製春闘という言葉が独り歩きしているが、春闘は労使自治のもとでの真摯な交渉により結論が見いだされるものであることを、改めて申し上げておきたい。

 もう一つは、野党連携について。民進党は、当初3党連携を模索してきたが、立憲民主党にけられて、2党連携の調整をしていたが、これも破談に終わった。部分最適のみを追求することは全体最適にはならないということは、新春の集いでも申し上げたとおりである。一番喜んでいるのは安倍さんだろう。来週からの通常国会を注視していきたい。

 昨日の連合中執会議では、神津会長から「連合としての政党支持については情勢を見ながら幅広の検討をしていく」という発言もあったので、これについても注視していきたい。動きがあれば、報告したい。