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あるべき姿をしっかり議論すること

2017年8月24日 (第22回執行委員会)
連合大阪 会長 山﨑 弦一

 民進党代表選がスタートした。私の立場で、どちらが良いとは言えないが、どちらが代表になられても、党の立て直しに全力であたっていただきたい。

 10月解散総選挙説も出ているが、大阪では、まずは堺市長選挙が目の前に迫ってきた。この選挙も楽観は禁物である。相手側は、例によって議員や秘書を大量動員して票の掘り起こしをしている。お互いに負けられない選挙であり厳しい戦いになるが、最後までやりきることが重要である。何かと、ご苦労をおかけするが、最後までのご支援をお願いする。

 また、堺市長選挙と関連して、大阪府議会補欠選挙も実施される。こちらも連合大阪の推薦候補者のご支援をよろしくお願いしたい。

 今年のキーワードの一つは間違いなく「忖度」だろう。

 先ごろ、住吉市民病院の廃止に伴う大阪の南地域の医療体制の再編が行き詰まっていると報道されていた。
 一昨年、大阪府の医療審議会の下部委員会である、病院新増設部会の委員として、正にこの議論に加わっていた。これは大阪市の医療審議会でも反対をされ、それが大阪府医療審議会に上がってきて、反対多数という結論となった。

 医療審議会が反対となると、通常、厚生労働省もなかなか認可しないと聞いていたが、これが不思議なことに認可されてしまった。私は、これもある種の「忖度」が働いた結果ではないかと思う。やはり「忖度」をするということはよくないという証左ではないか。

 きちっと生活者や勤労者の立場からあるべき姿をしっかり議論してそこへ進んでいく。誰かの想いだけで「忖度」をするのは間違っている。特定の関係を「忖度」する政治からの脱却が必要である。