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2016年の運動に向けて

2015年12月18日 (第2回執行委員会)
連合大阪 会長 山﨑 弦一

 本日が今年最後の執行委員会であり、新体制になってからの実質的な第1回目の執行委員会となります。今年1年間のご支援、ご指導に感謝申し上げるとともに、これからの1年間もよろしくお願いします。

 とりわけ、今年は、昨年の12月から数えると、衆議院選挙、統一地方選挙、住民投票、そしてダブル選挙と、大きな投票行動が4回もありました。それぞれの取り組みにおける、皆さんのご奮闘に敬意を表するとともに、感謝を申し上げます。

 しかし、住民投票を除く、3回の選挙は、私たちにとっては大変厳しい結果となりました。とりわけ、先のダブル選挙では、組織をあげて住民投票を上回るような運動量で取り組んだにもかかわらず、完敗となったことは、まさに痛恨の極みです。現在、このダブル選挙の総括については、構成組織の皆さんからのご意見を集約しているところですが、今日段階での中間まとめについて、後ほどご報告し、意見交換させていただきたいと思っています。

 さて、年が明けると通常国会がスタートし、春闘の取り組みも本格化します。昨日、連合本部で、中央執行委員会ならびに第1回中央闘争委員会が開催されているので、神津会長のごあいさつのポイント3点を報告したいと思います。

 まず春闘について。「この2年、ベアを獲得してきたが、デフレ脱却、経済の好循環に向けては、1年や2年の賃上げだけではだめだ。2016春闘では、持続性、底上げ、そして広がりにこだわりを持って闘うことが大事だ。経済界は年収アップを言っているが、これは一時金での対応を示唆しているものであり、これまでと同じだ。月例賃金をあげることが重要であり、企業の規模を問わず、すべての経営者が、その認識を持つことが必要。交渉の場で、強く主張してほしい」。

 2点目は、与党がまとめた税制大綱について。「選挙対策の色合いが濃く出ている。これでは、低所得者への効果的な支援にならない。連合が主張している給付付き税額控除を導入すべきだ」。

 3点目は政治の動き。「民主、維新の統一会派についてはご承知の通り。一強政治ではどうしようもないが、受け皿として、どう捉えていくのか。分かりやすさや、発信力の強化が問われる。今後も注視し、意見提起していく」ということでした。

 最後になりますが、「ストップ・ザ・格差社会」のキャンペーンに代わって、この年末から、参議院選挙に向かってスタートさせている「クラシノソコアゲ応援団! 2016RENGOキャンペーン」について、年明けから、大阪でも精力的に取り組んでいきたいと思いますので、この運動へのご協力をお願いします。