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第11回 グランプリ入賞作品

 第11回連合大阪写真グランプリのグランプリ入賞作品です。

グランプリ作品

『夜明け』
菅谷 守宏(造船重機労連 日立造船労組)
講 評

 グランプリ賞おめでとうございます。
 朝日を受けて光る線路の一瞬の輝きを捉えて物語のある素晴らしい作品に仕上げています。美しい朝焼けの中での「光る線路」は旅の不安や異国の地での郷愁をこれから始まる旅を希望と勇気に変えてくれそうです。今日一日の物語の始まりです。この先にどんなストーリーが待っているのでしょう?映画のワンシーンの様な旅情を沸き立たせるこの作品に審査員一同でグランプリ賞を贈ります。

[評者・坂東 澄子]

準グランプリ作品

『水車とチューリップ』
中濱 正善(政労連 日本鉄道建設公団労組)
講 評

 動きのある水車と、揺れの見えない咲き誇った静のチューリップの対比が詩的です。水車の回る音が聞こえ、そこにチューリップの香りが漂って春の陽射しが降り注ぎ今日のおだやかな一日を感じさせてくれる作品になりました。
チューリップの花が一斉に咲いた、いい時期に写したので、枯れたり傷んだ花が無いので綺麗さをより強調できました。

[評者・笠木 照行]
『三ツ子?』
増田 浩二(JAM セイサ労組)
講 評

 受賞おめでとうございます。
 なかなかの仕掛上手ですね。パソコンでもう少しコントラストをつけるとめりはりができてよかったかもしれません。
赤ちゃんも犬もごく自然な表情だったのがよかったと思います。
シャッターのタイムラグ(デジカメの場合)がありますので、ここぞと言う時は連写してください。次回も!

[評者・藪井 壽男]

連合大阪会長賞

『汗(あせ)』 前田 巌(JAM ダイキン工業労組)
講 評

 どこかの町工場のようですね。ベテランが自分の子どものような若手と一緒に作業しているのでしょうか、それとも何かノウハウを伝えようとしているのでしょうか。
作品の題名は「汗(あせ)」。すぐ近くで大きな扇風機が回っていても流れる汗は止められず、思わず拭ってしまう。額に汗して働いている様子がまざまざと伝わってくるようです。「現場に神宿る」という言葉もあります。ものづくりニッポン、産業立国ニッポン、そして何より働く人の現場と労働組合の原点はここにある。この写真を見たとき、そんなふうに思いませんか。

[評者・前田 修]